りんごの生産者である小山果樹園さんは、
長野市内で有機質肥料&減農薬栽培での果物作りに取り組んでいます。
小山さん
「安全で美味しいりんご作り」。。。
言うのは簡単ですが、減農薬での果物作りには
大変な手間がかかります。農薬の使用を最低限に抑える分、
害虫などの被害が発生しないよう、細心のケアが求められます。
小山果樹園のフルーツは長野県の環境にやさしい農産物に認定されています。
実は市場で販売されている多くのりんごは、
実の色づきが綺麗になった段階で収穫してしまい、
貯蔵後の追熟により甘さを出しているものが多いです。
その方が虫もつきづらく保存管理も簡単。見た目も綺麗だからです。
でも、小山果樹園では手間を惜しまず収穫ギリギリまで、
木になった状態で熟させミネラル分をたっぷり吸わせます。
その分見た目はあまり良くありませんが、
甘みだけでなくコクもあり、とても美味しいです。
見た目のキレイさよりも、味と安全重視。
「体と環境にやさしく、ちゃんと食べて美味しいもの」を届けたい。
それが私どものモットーです。
例えば上の写真の左のりんごのつる付近にできた割れ目が「つる割れ」
右のりんごの皮にある黒い汚れのようなものが「さび」です。
「つる割れ」はリンゴの実が熟す過程で、果皮がその成長に
追い付かないために起こります。りんごの実がしっかりと熟した証拠で、
りんご自身からエチレンガスも出てさらに追熟します。
「さび」は春先の受粉のとき、霜の発生で起きやすくなります。
病気ではなく単純に皮の見た目の問題で、りんご農家の間では
むしろさびりんごの方が美味しいとさえ言われています。
当オンラインショップで提供しているりんごは、
全て小山果樹園さんが味優先で育てた本物のりんご達。
中には甘~い蜜がたっぷり入っています。糖度は16.5度もありました!
小山さんが育てた味自慢のふじりんご。ぜひ味わってみて下さい!
【お願い】
味自慢のふじですが、中には蜜の部分が褐色に
変色したものが混ざることが御座います。
これは「褐変」と呼ばれ、熟したりんごほど起こりやすい症状です。
残念ながらこれは外見から判断できず、小山果樹園のりんごは最後まで
木で熟したものなので、味が濃い分、褐変の起きるリスクもあります。
それでも、しっかりした味の濃いリンゴを皆様に食べていただきたいと考えています。
万一、お手元のリンゴにこの症状が出たのものが御座いましたら、
お取替え致しますので、大変お手数ですが当店までご連絡ください。
【りんごの保存方法】
りんごは保存性の高い果物ではありますが、
温度差にはあまり強くないため、冬であれば
暖房の入っていない冷所で箱にいれたまま、
もしくは新聞紙などで包んでおくと、一か月程度は保存できます。
暖かい時期であれば、りんごをラップで包み
それらを薄めのポリ袋に入れて口を縛ったものを、
冷蔵庫の野菜室に入れておくと、水分を保つことができ長持ちします。
りんごからはエチレンガスが出ており、
これが果物を熟成を促す働きがあります。
他の果物を早く熟したい時は、りんごと一緒に保存し、
そうでない場合は一緒に保存しないと早く傷んでしまいます。
また、エチレンガスはじゃがいもの発芽を抑制する効果もあります。
【りんごの食べ方】
変色を防ぐには
りんごは一度皮を剥くと、酸化酵素の働きで茶色に変色し始めます。
これを防ぐためには、塩水に漬けるか、レモン汁を加えた水に浸します。
生のまま
新鮮なりんごを生で食べるの場合は、できるだけ皮も一緒に食べたいものです。
皮とその近辺の果肉にはポリフェノールや食物繊維などの
栄養素がたくさん詰まっており、捨てるのはもったいないです。
デザート用にはミキサーなどにかけ裏ごししピューレ状にしたものを
ジュース・スムージーやシャーベットとしてお楽しみいただけます。
また、すりおろして離乳食や病気の時の栄養食としても使えます。
すりおろす場合は、陶器やプラスチックのおろし金が適しています。
金属に反応して茶色に変色するのを防ぐことができます。
お菓子作りに
ジャム、タルト、焼きりんご、アップルパイなど、色々なお菓子に利用できます。
お菓子や料理に使用する場合はなるべく香りが高いりんごを選びましょう。
調味料などで甘味や酸味は補えうことができますが、
りんご特有の香りは、代用がきかないからです。